LEVANTEと付き合って丁度6年が過ぎた
 ここで突然の退役、乗換えとなった。
 この車は僕の車だけど、僕だけの車じ
ゃない。仲間達の数多くの力がフィード
バックされてこの形があるのだ。
 だから今ここで少しでも皆に返そうと
思った。
 ありがとうレバンテ、そして皆さんあ
ありがとう。

 うちにPROCEED LEVANTEがやって

きたのは2002年の6月でした。

 2人目の懐妊がわかり4人家族に

なるのにそれまでのジムニーとサイ

ノスではちょっと厳しいよね?とい

う事で4ドア車を探すことに。

 しかし何しろお金はかけられない

 そんな苦しい状況の時、走行距離

10万キロを超えてはいたものの、

車両価格18万円という、現在でも

かなりの破格値のこの車を見つけて

埼玉県庄和町まで。他に選択肢はあ

ありません。まさに即決でした。

 かくしてレバンテは我が家のファ

ミリーカーとなったのです。

 東北に九州に京都に、遠出する回

数こそ少なかったもののその古さを

感じさせない走りで僕を満足させて

くれました。

 気が付けば白狼との付き合いを超

えて6年という自分にとって一番付

き合いの長い車となったのでした。

 我が家の前でレバンテのパーツ取り外しです。1週間前の

急な呼びかけに応じてくれた皆さんです。

 私の手作業はおろか指示すら要りません(笑)使えるもの

はなんでも外していきます。一応下取り車なので動いてくれ

ないと駄目なんですが、しっかりと代えのパーツを持ってき

てくれます。

 彼らの事を一部のエスクードユーザーは「SKETTO」

と呼ぶらしいです。Sincere Knowledge ESCUDO Technicale 

Tools Ownersの略称らしいです。覚えられません。
 まあなんにせよ頼れる彼らのおかげでレバンテは短時間で

ノーマルに戻っていきました。

 少々寂しい気もするのですが、素に戻ったレバンテという

のもまたなかなかいいものです。

 外されたパーツは早速移植される物も。

「あれっ?これ付かないよ、まあいいか」という声も。いい

んですか、ホントに?まあ付ける気になれば付かないものは

ないらしいので。

 とにかく皆さんお疲れ様でした!


 次の車である3代目ESCUDO(TD94W)です。LEVANTEのエンジ

ンはH20A(V6/2000cc)そしてTD94WのエンジンはH27A(2700cc)

 気が付けばHシリーズの一番最初と一番最後を乗り継ぐ事

になりました。

 H20AはSUZUKI初のV6ユニット、トルクが細いとよく言われ

たものですが、僕はこの高回転まで回さないと楽しくないと

さえ言えるこのエンジンが好きでした。

 そしてフラッグシップの座をN32Aに明渡す事となったH27A

 トルクはまるで別物の感がありますが、でもH20Aの感覚が

なんとなく残っている気がします。たぶん、好きになれそう

ですよ。